白峰三山

奥から、八ヶ岳、北岳、間ノ岳、そして西農鳥付近

農鳥岳は右手の方に。

白峰三山は、北岳・間ノ岳・農鳥岳の三山です


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4泊5日の縦走をまとめてみた記録です

長いので隠しておきます



8/17(金)4日目の追加 ~9/18追加~


大仙丈の手前で4人目のランナーに会いました。みんな軽装で明らかに装備が違うので遠くからでも分かります
この方とも少し話し、昨日の昼過ぎに野呂川分岐で一人ビバークしていたが、朝には居なかったと伝える。
レースの事を、両俣小屋で出会ったおじさんに聞いていたので、応援してますよ!がんばって!!と声を掛けた
この先雷に当たりそうなのは自分の方だったけど、選手のありがとう!気を付けて!の返事にこっちが元気になった。
まだ目の前のピークが大仙丈だと信じていたが、それに裏切られた時もさっき会った選手の頑張ってを思い出すと不思議と足が小走りに動き出す
天候の悪化が目の前に迫る緊張もそうさせていたかもしれないです。今考え直しても両俣小屋から森林限界を超した時に引き返す事が最上の判断だったのでは?と思います。ただ、戻るのは非常に困難な選択だっただろう。。。
もし、次。天候不安な状態で稜線に出ようとするならば引き帰す事が出来たなら今回の経験は生きるけど、また登ったのならばその時は経験を生かせなかったという事になるかもしれません。
そのくらい引き返すのはとても難しい選択の一つなのかもしれません。
今までに何十回と山に登り、計画を断念して下山したのはたった1度だけでした





8/14(火)
7:00 標高274m 甲府駅よりバス
9:00 標高1,520m 広河原到着(北アルプスで言う上高地)

登山開始! 広河原―大樺沢二股分岐―左股コース―八本歯コル―北岳山荘
走行距離:5.6km
登り:1,400m
下り:18m

9:15 1,520m 広河原
弱い雨からのスタート。雨具は着ない。
常に山頂付近はガスで隠れている。
結局この日北岳山頂を見る事は出来なかった

11:30 2,209m 大樺沢二股分岐
この頃から風が出てくる。左股コースは2,000m辺りから雪渓あり
雪渓はアイゼン必要。表面がてかてかしてる。無くてもギリギリ歩ける程度。

14:20 2,870m 八本歯コル分岐
稜線に出たとたんに体が飛ばされそうなくらいの突風とガス
一気に体温が下がり長袖を着てバランスを取りながら進む
富士山が少しだけガスの切れ間から見えた

14:40 2,920m 北岳山頂と北岳山荘エスケープの分岐
たまたま同じ所を登っていた人2名と登る事になる。
当初は北岳山頂から北岳肩ノ小屋へ行く予定だったが、リーダー格の人に時間的に無理があるとアドバイスをもらい、北岳山荘を目指す

15:40 2,902m 北岳山荘 (泊)
八本歯から一緒に登った関西の人と飯とお酒を飲む。明日は塩見岳方面に行くらしい。リーダー格の人は小屋泊まりでその後会えなかった

19:30 就寝
夜中に雨と風が強くなる。何度も目が覚める





8/15(水)2日目 北岳山荘―北岳―北岳山荘―間ノ岳―農鳥小屋
走行距離:6.3km
登り:578m
下り:667m

4:30 2,902m 北岳山荘 起床
目は覚めるが、まだ雨が降っておりテントを片付けようと思えない
雨とガスの中、出発の準備をしてるテントもあった

7:25 北岳山荘を後にする
ピストンで、昨日登れなかった北岳に向かう。テントや装備は全て持ちあるく
まだ雨とガスそして風が依然厳しいくほぼ雨具が必要な状態
山頂手前の急勾配の登山道で、長野からきている高山植物の花をビデオに収める夫婦に会う。旦那さんは心臓が悪く荷物は奥さんが全て持ってきているらしい。天候が悪化した為に北岳山荘に3連泊だとか
人柄の良い御夫婦で風景より花を撮れと強く勧められる^^個性が大事だと言ってくれたのが印象的だった。ご夫婦と分かれ山頂を目指す。北岳とお花畑、間ノ岳を周り小屋に戻るらしい

9:30 3,193m 北岳 登頂
日本第二位の標高へ立つ。展望ゼロ、何も見えない。ガスと風の中ラーメンを食
べる。終日視界50mくらい。目の前のピークを登ったら次のピークを目指すよ
うな登山。視界が無い分非常に疲れた

10:25 3,193m 北岳山頂出発
先ほどのご夫婦と会う。記念撮影をするが、自分のカメラでは撮っていなかった

11:30 2,902m北岳山荘に戻る
水を2L補給(1L=100円良心的だ)

11:50 北岳山荘出発
コースを少し間違えてヘリポートの脇を通る。登山道からの視線が気になった(笑)

12:30 3,055m 中白根山 登頂
ガスで常に視界が50m程度。目の前のピークを登るとまたピークが見えるという先の見えない様な登山で疲れる 視界は悪いが、常に稜線を歩くので迷う事は無い

13:55 3,189m 間ノ岳 登頂
大体100~300mのアップダウンを稜線で繰り返すのだが、天候も良くないせいか非常に疲れた
視界があって目的地が分かればかなり違うのだろう。人気の間ノ岳に人影ゼロ。
記念撮影もセルフで撮る

15:00 標高2,813m 農鳥小屋 (泊) 到着
ここの親父さん、かなり名物らしく登山客と度々もめるとか。しかし山本来のルールを頑なに守っていると根強い人気もある。自分は、もめる様な事は無いので悪い印象は全くない。ただ、ネットでは悪く言う人もいるようだ。
北岳山荘から間ノ岳を通り農鳥小屋の直前まで誰も後ろから来る人がいなかったのだが、小屋が見えてくる直前に若者が一人追いつく。話しをしながら一緒に小屋に入る。広河原から一気にここまで来たらしい。健脚だ。
頑張ったお礼にビールを御馳走する。山でビールは高級品(350mlで600円)だ
雨の切れ間にテントを張る。その直後からまた雨。今日はかなり疲れた。明日は晴れて欲しい。ラーメンとわかめと梅のアルファー米と味噌汁でカロリー摂取。御馳走のソーセージも焼いて醤油で食べる

18:00 就寝
例によって夜中に目が覚めるが、持参の焼酎で寝る。雨と風が酷い


8/16(木) 3日目 農鳥小屋―西農鳥岳―農鳥岳―西農鳥岳―農鳥小屋―間ノ岳―三峰岳―野呂川超分岐―両俣小屋
走行距離:11.0km
登り:639m
下り:1,442m

4:00 起床
昨日までの天候が嘘のように晴れ渡る。風も無し。
御来光など、初めてみる南アルプスを眺める。北岳・間ノ岳・富士山・西農鳥岳がはっきり見える。やっと南アルプスに来た気持ちになるが、出発には出遅れる

6:50 標高2,813m 農鳥小屋 出発
小屋からはピストンだが、装備は全て持っていく

7:50 3,051m 西農鳥岳 登頂
標識が何もない。地形図があればそれ程困らないでわかるが、登山道を普通に歩いても山頂は通過しないので注意。
手前に偽ピークもあるが、標高が20m程度低い。

8:30 3,026m 農鳥岳 登頂
小屋を先に出ていたご夫婦に追いつく。奈良田に抜けるらしい
富士山が大きくみえた。ここで朝日もありなのかもしれない
北岳とここ農鳥岳の間にある高い山が間ノ岳という名前の由来だとか。なぜ農鳥岳が日本100名山に名を連ねていないのかが分からない

9:50 2,813m 農鳥小屋 到着
水を500mlピストンの間に飲んでしまったので残りが1,500mlになった。昼は行動食で足りるので飲む分でギリギリ両俣小屋まで持ちそうだったが、若干不安だったので名物親父さんに500mlのペットボトル(売店がある)を売ってもらうように聞くと1,000mlじゃないと売らないとか。。。ちなみに、この小屋から往復30分程度で無料の水場がある。必要なら取ってこいと言う意味なのだろう。予備的な水だったので水場には降りずにそのまま先に進む。水はあればある程安心なのだが、重くなるので持つ量は毎回水場で悩むのです^^;

この、500mlの水のやりとりを周りにいた登山客3人(一人は単独)の一人が後に両俣小屋から、最後に登る仙丈ヶ岳まで行動を一緒にする事になる。かなり登られている経験豊富な方でした

11:30 3,189m 間ノ岳 登頂(2回目)
天候が良いと人もたくさんいるもので、記念撮影をしてもらう。北岳に戻りたい気持ちもあるが、ここから少しマイナーなコースに進む。結果的にここから先の出来事が一番楽しくて勉強にもなる。山梨側が望める稜線から、長野側を眺める稜線に飛び乗る感じに進路を変え、標高も3,000mから2,000mまで下げる。

水を500ml飲んで残り1,000mlになる。天気が良いのは計算に入れていなかった。この先樹林帯にはいるので、少し心配になる

12:20 2,999m 三峰岳(みつみねだけ 又は、みぶだけ) 登頂
登山道からほぼ垂直に登り山頂へ。おばちゃんが一人おにぎりを食べていた。なんと仙丈ヶ岳(小屋)から来たらしい。これから熊ノ平小屋に向かうが、もう目の前なのでのんびりお昼だとか。。。スーパーおばちゃんである!標準コースタイムで
7時間40分(休憩含まず)何時に出てきたんだろう。仙丈ヶ岳までの様子を聞くと、所々ビバークした跡が点在してるとか。
長いルートなので水と食料があれば可能だが、水が無い自分にはどうしても両俣まで降りなくてはならない。
高望池(ほぼ枯れ池)の長野県側の斜面を下ると水があるらしいという有力情報を手に入れる。来る時にこの池でビバークしていた。人から聞いたとか。ただ、岩肌から水滴が落ちる程度。ビバークしたおじさん水を500mlしか持っていなかったと言うから俺より悲惨な状況だったと思われる。また写真を撮ってもらいおばちゃんと別れる。

三峰岳から野呂川超分岐を目指す途中、まだ森林限界の所でさっき話しに出てきたビバークした人とすれ違う。おばちゃんと同じ話をしてきたので、相当水で苦労をしたらしい。俺はこれから苦労する可能性があるのだが^^;
水は別にしても三峰岳から野呂川超分岐までの森林限界までの間の下り(仙丈ヶ岳からは登り)はあり得ない程険しいものだった
当時自分も相当疲れてはきていたので尚更そう感じたのかもしれないが、仙丈からここを通過するにはやはり相当歩いてこなければ
ならないので、その疲労は想像を絶すると思うのだけど、さっきのスーパーおばちゃんはこのビバークおじちゃんをも追い抜いて
来ていたのだから超スーパーおばちゃんになる。

かなり急勾配で少し荒れ気味の登山道をずっと下ってきたので、足の裏が痛くなる。靴ずれではないのだけどその手前くらい
水はどうにか足りそうだが、足の裏と膝が悲鳴をあげてきて明日の仙丈ヶ岳を目指すルートを諦めようと心に決めて進む
腕時計が知らせる高度を何度みても目的地の野呂川超分岐の標高2,315mには程遠い。2,500m付近をずっと進むような錯覚に
とらわれるが、ふと目の前にゼッケンを付けた人が走って登ってきた。挨拶もそこそこにすれ違ったのだが、トレランをする人は
頭が変なのではと思う(笑)トレランの人は、登山者をみて何であんな多くの荷物を持って歩くのか信じられないと思っているらしい(笑)
そんな姿に元気をもらい、更に下るとまた一人ゼッケン付けたランナーが。。。2人目の彼とは少し話したのだがレース中らしい。
もう昼過ぎにこんな山の中でレースって。。。もう眠くて死んじゃいそうだ。疲れたと言いながらまた走って登っていきました

14:55 2,315m 野呂川超分岐 到着
メモをノートに書き込んでいた時に非常用シュラフが目に入る。なんとゼッケンのランナーがわずかに平らな場所でコッヘルや食糧をビニール袋にいれてはいるものの枕元に並べ寝ているのである。これには驚いた。こっちは熊よけの鈴鳴らしながら歩いているのにやっぱりトレランする人は頭がおかしいのかもしれない(笑)
ただ、笑ってもいられない。水はもう500mlを切ってる。ただ今日の目的地まではコースタイムで40分。更に急勾配を下れば
水飲み放題の小屋に着ける。鈴の音がなるべく鳴らないように選手の横を通り沢に下る

15:40 2,010m 両俣小屋(泊) 到着
短い距離なのにコースタイムを超してしまった。しかも沢に下りる途中完全に足を滑らせて転んでしまった^^;
完全に足が疲れて踏ん張れなかったのが原因と思った。かなり足の負担はピークになってきているようだった。テントを張りビールを飲みながら食事の準備、明日のコースを地図を眺めながら考える(酔っ払う)。もう仙丈ヶ岳は頭から消えかかっていた

17時前くらいだろうか、おじさんが一人小屋にやってきた。今回山に入る前から両俣小屋から北岳のルートは増水の為通行止めになっているのだが、そこを下ってきたと言うのだ。雰囲気から相当馴れたぽい感じだし身なりも軽そうだから可能だったろう。
一般の人はまず無理だと思う。更にビックリしたのは、北岳山荘から農鳥岳をピストンしてから北岳に登り通行止めのルートを降り、両股小屋に来たと。ピストンは荷物を置いてという事だけど、それでもなかなか距離もあるのに。
でも、相当疲れたらしく明日は林道から北沢峠に向かう予定だと言う。ここで俺が行く気は無いのに、当初の計画通り仙丈ヶ岳から北沢峠を目指す予定だと言ってしまう。

そうなると、じゃ仙丈ヶ岳登って北沢峠に行こうかななんて流れになってしまう。行く気ほとんどなかったのに。。。でも、これがよかった。

色々話しをしていると、富山県から静岡県の海から海、陸地は北アルプスから南アルプスを駆け抜けるレースをやっていて、運が良ければ選手に会いたいと言うのである。三峰岳から野呂川超分岐までの話しをすると、そのレースで間違いないと。一位の選手はもう静岡に入ったとか。。。あり得ないレースの存在を初めて知った。レースのコースが仙丈ヶ岳ルートと分かると、俄然林道を行くルートは可能性が
どんどん低くなる一方、俺は言いだしてしまった事からやはり仙丈ヶ岳目指すかぁという気持ちになってきた。

別のテントのご夫婦は明日北岳山荘を目指すが、登山道はどんな感じか?と聞いてきた。三峰岳手前の森林限界よりきつい登りがある事を伝える。目の前の野呂川超分岐までも相当きついのだが・・・

沢沿いの小屋なので、水が使い放題。もちろん川でだけど、タオルを水に濡らし思いっきり体を拭く。Tシャツは水洗いだけど洗濯した(笑)体がやはりきつかったので、明日起きたらコースを決めようという事で、ガンガン飲んで寝てしまう。3日目にして初めて雨風に起こされないで寝れそうだった。稜線とは違い樹林帯は穏やかである。そして、標高を1,000mも下げてもなお2,000mもあり気温も申し分ないくらい涼しかった


8/17(金) 4日目 両俣小屋―野呂川超分岐―高望池―大仙丈ヶ岳―仙丈ヶ岳―仙丈小屋
走行距離:8.2km
登り:1,023m
下り:133m

5:00 このくらいには起きれたが、体がまだ寝てた。コーヒーを飲み頭を少しずつ起こしていく。とにかく飯は水の豊富なこの場所でたくさん食べておかなければ無駄に水を持って歩く事になるから重要だった。周りのテントは次々とたたんで出発していって、結局昨日飲んだおじさんと自分が最後になっていた(笑)
もう一つテントがあったが、夜中に来たらしくまだ寝ている。

7:10 2,010m 両俣小屋 出発
結局こんな時間に出発。不思議と足取りが軽い。熟睡すると回復が早いし天候も安定していた。ただ、この小屋の主(女性)がテント場を通り過ぎてお散歩?に行く途中、夕立があるかもしれないと言っていた
夕立があったとしても昼過ぎには仙丈ヶ岳、その後は下山なので問題ないだろうと気にもしていなかった

7:50 2,315m 野呂川超分岐 到着
昨日はここまで進んで沢におりました。ビバークしていたランナーもいなくなり静かな尾根。ここまで、久々にコースタイムを縮めたので気を良くして高望池を目指します

10:00 ここが噂のビバーク地かとザックを下して雫のみの水場を探そうと思うが、結構下りそうなので諦める。ここを下る時は生死を感じる時じゃなければ行きたいとは思わなかった。それにビバークの下にある水場はどうも・・・

両俣で補給した水(全4,500ml)を500ml消費。
それまで、誰にも会わなかったのに何故か後ろから来た人に抜かれる。今朝北岳山荘を出たらしい。早すぎる。自分を含めて5人が仙丈ヶ岳を目指して同じ稜線を歩いているようです

11:15 2,725m ほぼ森林限界にはいる。
長野県の伊那辺りの雲が心無し厚く感じる。仙丈ヶ岳方面からの登山者によると山頂はガスはかかっているけど雨は降ってないとの事
そして2,800m近辺で伊那市方面でゴロゴロと空がうなりだす。夕立には早すぎるが雲の高さで初めて雷と遭遇してしまう
ハイマツが生い茂っている辺りで30分程様子をみる。どうやら自分がいる近辺の空が全体的に不安定な状態になっているようだった
そんな時にまた団体の登山客とすれ違う。不思議なもので、一人だと前に進めないが他の人に会った事で前に進もうとするきっかけをもらう。相変わらずそれ程遠くない場所でゴロゴロうなってはいた。


13:30 2,975m 大仙丈ヶ岳 登頂
ここに来た時にザックを下ろし仙丈小屋の位置を再確認する。ここからの距離は直線で800m程度。高低差も50m程度で仙丈ヶ岳山頂にいける
記念写真を急いで撮り先を急ぐが、ここから雷が多発。狭い稜線を急いで渡る。ガスで仙丈ヶ岳の山頂はみえてはいないが、進む方向に雷が落ちているのはわかった。

13:45 3,033m 仙丈ヶ岳 登頂
時間は定かではないが土砂降りの中を走って通り抜ける。大仙丈ヶ岳で仙丈小屋の確認をしていて良かった。初めての場所だったがコンパスで大体の方向に走る。山頂に登ってから時計回りに登山道を探すと視界に小屋が入った。雷は甲斐駒ケ岳方面に目線の高さで何度も光り、空は今まで聞いた事のない迫力の雷の音だった

14:00 2,900m 仙丈小屋
本当に心の底から助かったぁと思った。小屋の人も快く向かい入れてくれて数分で落ち着く事ができた。目を上げると別のルートから小屋に避難しようとしている4人PT(パーティー)が落ち着きながら歩いてくるのがみえた。感心した。急いで転んで怪我をしても災難だ。

その後も数人が小屋に避難してきて、小屋の入口は一層騒がしくなる。気付くと雨具の下を履いていなかったので、靴の中までぐちゃくちゃになっていた。ザックは雨対策ばっちりだったので全く濡れずに済んで着替えてからは気が楽になって生ビールを頂く。山小屋に感謝だ。

飲みながら片付けをしていると、両俣小屋であったおじさんが同じ小屋にいたんです。雲行きが怪しくなってやはり小屋に避難。雲の上だと逃げ場がないですからね

この両俣からのおじさんと、すでに仲良く話されていた豊橋から来ていた素敵な女性と三人でゆっくり座りながらビールを飲んでいると、今度は埼玉からきている 元チャリダーさんの方も合流。両俣からのおじさんは自炊だったので、豊橋からの女性と元チャリダーさんの三人で食事を頂く。普通の飯は4日ぶりだ。肉も食えた 以外にそれぞればらばらの地域に住んでいるのに、それぞれの土地に縁があってマイナーな地元話に花が咲いた^^

食事の後、両俣のおじさんと、豊橋の女性、それに自分の後に避難してきた若い男性1人女性3人の長野県PTも合流して飲み会をする。この4人PTは次の日に また登山口で会う事になる。このメンバーを集めてきたのは豊橋の素敵な女性のお力(笑)いやぁ本当に面白かった。

20:00 確か20時頃。さすがに消灯となる。随分飲んだし夜はぐっすり寝れそうだ


8/18(土) 5日目 仙丈小屋―仙丈ヶ岳―大仙丈ヶ岳―仙丈ヶ岳―小仙丈ヶ岳―北沢峠(長衛荘)―甲府駅
走行距離:6.4km
登り:191m
下り:1,055m

3:30 皆さん朝が早すぎる。テントの時より早く皆さんゴソゴソし始める。

4:00 さすがに寝れなくなって起きる。小屋は火気厳禁なので、外でお湯を沸かし
コーヒーを飲む。星が所々見えるが雲が多い。夜明け前に仙丈ヶ岳山頂続々登っ
ていく。昨日の雨で靴が濡れていなければ、荷物を置いて登ってみたかったな。

7:00 2,900m 仙丈小屋を出る
今日も昨日と同じ天気図。山小屋のおやじさんによると、お昼前には天気が崩
れるとか。
昨日の雷を体験してしまったので、もうこりごり。お昼前には下山したい。

7:10 3,033m 仙丈ヶ岳山頂へ再登頂
   昨日は雷まじりの大雨の中で通り過ぎただけだが、今日は風も穏やかで八ヶ岳
   、甲斐駒ケ岳、遠くには北岳や間ノ岳、三峰岳など、今回縦走で歩いてきた山々が
    見渡せた。こうしてみると、4泊5日の長丁場と言えども、ほんのわずかな距離を
    移動しただけだと思い知らされる。

7:40  2,975m 大仙丈ヶ岳山頂へ再登頂
    ここは昨日雨に降られる前に最後の記念撮影場所だったが、周りの景色も楽しめずにいたので、少し戻って足を伸ばしてみました。ここにくる途中に、豊橋の女性とすれ違い挨拶をしました。その後下山途中に長野県の4人PTを追い抜いたとか。健脚です。

    少し景色を楽しんでいると、ガスが山頂目指して昇ってきました。天候が荒れる前触れかと思い、また仙丈ヶ岳山頂へ戻ります。

8:40  3,033m 仙丈ヶ岳山頂へ
    わずか2日で3回目の山頂です。これから小仙丈ヶ岳を目指します。
    下山途中に雷鳥に出会う。警戒心が無いのか全く逃げる気配がない。4羽程で植物をつついて食事中のようでした。

9:10  2,855m 小仙丈ヶ岳山頂へ
    ここくらいにいる人方は、お昼からの天候の影響を受ける事は少ないだろう。
    この先下山道で会う人には一言天候の事に触れて下山したいと思う。

9:40  2,519m 馬ノ背と、小仙丈ヶ岳への分岐を通過
     まだかなりの登山者とすれ違う。あまりにも装備が軽装な人と、小さな子供を連れている方には、お昼からの天候の崩れを伝える。また、縦走を予定していそうな人にも声をかける。仙丈ヶ岳を過ぎるとしばらく森林限界を超して稜線を歩くので、お昼前には通過しておいて欲しいと思う。

10:15 2,195m 北沢峠と北沢峠駒仙小屋の分岐を通過
    だいぶ少なくはなったが、まだ登る登山者とすれ違う。この時間だと完全に雷に当たるだろう。なるべく声をかけて注意を促しておく。

10:40 2,036m 北沢峠到着
    無事に下山できた。長野県側と山梨県側に向かうバス停が長衛荘を境に分かれているのだが、長野県側に仙丈小屋で会ったあの4人PTがいました。登山口で記念写真を撮り、自分の荷物を背負ってもらったりと話しをしながら無事に下山できた事をうれしく思いました。

11:30 空からはゴロゴロと不安な音がしてきました。13:05までバスを待つので、長衛荘に冷えた体を温めに入ります。
    コーヒーを飲みながらYouTubeでよく観ている、HappyDayzさん作成のLittlest Mountain 1と2がDVD売られていました。小屋の人にこの方のDVDを見て、仙丈ヶ岳までやってきたと伝えると、なんと仙丈ヶ岳を中心にしたDVDを見せてくれました。それを今回の記念に購入しようと思ったのですが、まだ試作品との事。
Littlest Mountain2 を記念に購入しました。試作品を小屋のスクリーンで流していましたが、綺麗だなどの歓声が上がっていました。みなさんがつい先程までみてきた風景だからなおの事だったと思います。

13:07 バスに乗車。30度以上の世界に帰ってきました。
長野PTの方から数日後仙丈小屋で撮った記念写真がメールで届きました。そして、その小屋では豊橋の女性とフェイスブックでお友達登録させて頂き今も写真や登山の情報をやり取りさせてもらってます。
最初はどうなるものかと不安もあった縦走でしたが、終わってみると単独と言いながらもお友達が増えた山登りになりました。
また雲の上を歩いてみたくなりました^^


広河原から北沢峠まで

全走行距離:37.5km

登り:3,831m

下り:3,315m

もし、ジョギングをしていなかったらこの縦走は出来なかったと思いました。
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by tom-and-jiro516 | 2012-08-22 22:20 | 南アルプス
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